チャート式ポップカルチャー

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(プレイリスト)志磨遼平に影響を与えた音楽

 MUSIC SOUP -45r.p.m.-という番組で志磨遼平さんが発表した影響を受けた曲をSpotifyのプレイリストにまとめました。

 

 

志磨遼平さんは毛皮のマリーズ解散後、ドレスコーズを結成、その後彼以外のメンバーが脱退するも、1人でバンドを継続しています。

また山戸結希監督作の『溺れるナイフ』ではカメラマンの役で俳優としても活動されたり、多才さをみせています。

 

志磨遼平さんというと、特に毛皮のマリーズの頃にその傾向が強いのですが、渋谷系の手法をロックンロールバンドに持ち込んだような印象があります。

元々、ロックンロールという音楽自体がブルースからのコード進行であったり、定型的な歌詞やフレーズ、ギターリフなど様々な引用から成り立っている音楽なのですが、小沢健二さんのようなサンプリング感覚でその引用を行っているように思うのです。

そのようなルーツミュージックに対する敬意と、毛皮のマリーズ時代に参照した曲が見えてくるのがこのプレイリストです。

余談ですが、渋谷系という言葉を意識したであろう椎名林檎さんがデビュー当時に自身のことを新宿系自作自演屋と称していましたが、この言葉が志磨遼平さんの活動を的確に示すような感覚を覚えるのは面白いところです。

 

個人的には忌野清志郎さん、甲本ヒロトさん、チバユウスケさんという日本のロックンロールの系譜を継ぐような存在だとも思っているのですが、そうでなくても志磨遼平さんのインタビューや出演番組での話が非常に面白く、 音楽以外の活動も興味深い存在です。

そんな彼の活動を意識しながらこのプレイリストを聴くと様々な発見があると思うので、ぜひお聴きください。